今のうちに目に焼き付けておいた方がいいのでしょうね。
戸羽 太
おはようございます!
休みもなくまた月曜日がやってまいりました!
さて、昨日は『国営メモリアル公園の在り方』についての想会議が『フォーラム』という形で市民参加で開催されました。
私は冒頭、ご挨拶をさせて頂きましたが、それ以外はただの来賓扱いですから発言する機会もありませんでした。
そもそもメモリアル公園の考え方や中身について私が『こうあるべき』と話をするつもりなど毛頭ありません。
… 市民の意見を重視しながら、そのコンセプトをはっきりさせることが大切だと思います。
その会議の中で・・・・
『震災遺構』の取り扱いについて数人から意見がでました。
すなわち、被災した旧市役所、市民体育館などをそのままの状態で残すべきだという意見です。
様々な意見があって然るべきとは思いながらも、私が戸惑うのは、家族を亡くしている市民と、そうでない市民の考え方のギャップです。
私はこれまで震災で家族を亡くされた方々から
『あの建物を1日も早く壊してほしい!見ているのがつらい・・・』
というようなご意見を伺っていて、解体する方向をすでに発表しています。
遺構を残してほしいという方々は、これからの陸前高田を考えれば、交流人口を増やすためにも被害状況がわかる建物は必要だとの意見です。
そうおっしゃる方々の気持ちも理解できないわけではありません。
ですから、市民の要望が強くコンセンサスが得られるのであれば、犠牲者が出ていない建物に限り『残す』という選択肢はあると思っています。
『決断』という言葉があります!
『決断』は『判断』違います。
判断は、客観的データに基づき意思決定すること。
決断は、主観的な思いに基づき意思決定することです!
どう判断するべきか?
悩みは尽きませんが、決断しなければならないタイムリミットは目の前に迫っています。